女性の生理的口臭のお悩み
女性の人生で生理的口臭が気になるタイミング=女性医療の観点から口臭を考える
口臭にお悩みの皆様。
今日は女性医療の観点から生理的口臭についてお話していきます。
男女平等が徐々に浸透していますが、身体的には臓器が違うこともあり男女は確実に違っています。
ホルモン分泌が違います。
筋肉量も違います。
嗜好や傾向も生理現象も差異は確実にあります。
女性の一生で生理的な変化は主に思春期、毎月の生理、妊娠、出産、授乳期、更年期となります。
病気などでも起こりますが別の機会に致しますね。
殆どがホルモンの変化に伴うものなので、個人の努力で調整することはまず不可能です。
この時に、いろいろな体の状態が変化するものですから症状が強く出る場合があります。
頭痛や体温の変化、ほてり、イライラ、集中力の低下、その他挙げればきりがありませんが口臭もあります。
女性の生理的口臭のお悩みは複雑にいろいろな症状が絡んでいます。
こういったことは女性歯科医師ならではの配慮が十分できますから私の得意分野です。
実際、そういったことに配慮されずに見過ごされるケースがあると聞きますし、こればかりは運とも言えますので
ネットばかりでなく実際にどうなのか本当の口コミで探したいものですよね。
私は、口臭の治療だけでなくお身体全体のご様子をお聞きして、内科や婦人科の受診もお願いすることがあります。
幸い医師の知り合いが多いものですから普段からいろいろな情報をアップデートさせていただいたり、勉強させていただいて本当にためになります。
中には歯の事でご質問いただける先生もおられますので「この先生は歯科にもご興味をもってくださっているな」とマイリストに載せさせていただいております。
もちろんご自分のかかりつけ医がいること以上に良いことはありません。
どこかのタイミングで新しい自分になるわけではありませんので、今までの経歴をしっかり思い起こしてご自身の体質や病気の傾向をつかんでくださればよいです。
これがいわゆる「体の声を聴く」という事の一部かもしれません。
女性の生理的なバランスの変化にどう対応していくのか=女性医療の観点から
ここまで、女性は生理的な体の変化がライフイベントの中で何回もあるという事をお話ししました。
それでは私たちはどうすればよいのかという事について考えていきます。
結論から申しますとあまり大きな治療はありません。
ただ、エイジングに伴って小さな病名がつくような場合はその一つ一つに加療していく必要が出てきます。
例えば高血圧とかです。
体の状態にもよりますので個々の判断はこの場ではできませんが、生理的範囲であれば対症療法をしていきます。
受診して内服や注射などでバランスが悪くなっているところを補ってあげるようなことを婦人科などで選択するかもしれません。
また、肌荒れなどがひどい時もその対症療法をしていくのが望ましいです。
胃が痛い時も内科で胃薬をもらったりして対症療法を受けます。
では、口臭はどうでしょうか?
歯肉炎など炎症が起きていればその治療をします、これも対症療法です。
口が渇いたり唾液が少ない時は唾液が出やすくなるように援助させていただきます。
食生活ももう一度見直してみます。
私の得意分野です。
生活全体のリズム、睡眠についても見直します。
運動や生活強度も再度調べます。
この辺りは医療ではありませんが、医療と同様大事なことです。
結局毎日の生活全体が日々の身体を支えているのだとつくづく感じます。
睡眠については今までも興味をもって知識を吸収してきました。
最近は睡眠の質について注目されてきましたが、今まで日本ではあまり目を向けられていませんでした。
とても大事なことなのに。
体の不調はまず睡眠に出てきますし、心の不調も睡眠に出ます。
ほんの少しづつ心身が不調を起こすとしますと、まず眠れないなどが出てきます
いわゆる不眠です。
ですから、夜中目が覚めるとかも含めまして睡眠をいつも気にかけてください。
睡眠時間、睡眠の質、寝起きのスッキリ感、その日の調子です。
これがうまくいくと、生活の質が本当に上がってきます。
お仕事も学業もその他もすべてパフォーマンスが上がってきます。
結局エイジングケアも普段の生活のケアの延長上にあると思います。
全てがつながっていますから。
少しでも快適にお過ごしになれますよう、サポートしてまいります。