認知行動療法(CBT)について(1)

CBTについてイチから考えていきましょう

口臭にお悩みの皆様。
今日は心理サポートの一つである認知行動療法CBTについて考えていきます。

一度くらいどこかで何となく聞いたことがある方いらっしゃるかもしれません。
CBTとは個人の認知(考え方)や行動に焦点を当てながら、抱える問題に対して協働的に目標を設定し、目標の達成を妨げる問題の解決を図る、短期の構造化された目標志向型の精神療法です。

つまり患者さんの考え方や行動を丁寧に確認していって、「どのようにしたら困ったことを減らして楽にして差し上げられるか」
という事を患者さんとともに協力して目標を設定して考えて取り組んでいく事、と思っていただいて大丈夫です。

協働的経験主義という言葉があります。
☆個人と支援者が一緒に問題に取り組み、実験的に問題解決に向けて試行錯誤していく事で解決策を見出すこと
☆協働的経験主義に基づき、共同作業と治療への積極的関与を重視する。
☆教育的ではあるが、一方通行に伝える教育ではない。
☆治療に対する両価性を意識する。
☆感情に共感する。
☆フィードバックを求めながら進める。
...ちょっと難しいでしょうか?
ひとつずつ見ていくとそんなに難解ではありません。
支援者と協力し合って、試行錯誤して、より良い方向にご自分で進んでいけるようにしていきましょう。
寄り添いながら、押し付けではない、ポジティブに関与して、感情も一緒に分かち合って、冷静に考えながら、といったところでしょうか?
患者さんにとっては、ご自分を見つめなおすいい機会になると思います。
とにかく辛い状況があるわけですから、おひとりでは冷静に見つめなおす余裕は無いことが殆どでしょう。
耐えたり、逃げたりして精一杯だと思います。
色々なことに耐えて戦って疲れているかもしれません。
しかし、自分を応援してくれる支援者を頼ることができたならば、是非もうひと頑張りしようではありませんか。
大切なのはあなたが自分で立ち上がって、自信をもって前を向いて明るく過ごして行ける事です。
辛かったことや困っていることに蓋をせずに、すべてを受け入れて次のステージに向かっていってほしいです。
ものの考え方や行動パターンを把握したり、自分自身について新しい発見があるかもしれません。
考えを整理していくうちに、ご自身の受け止め方が変化していったりもします。
CBTは奥が深いです。
でも、これを知らないで生きていくのはもったいないと思います。
人生100年時代と言われますが、人生山あり谷ありで誰でもつらい経験をするはずです。
そんな時、CBTに基づいて考えていけばよりポジティブに乗り越えられることも多いと思います。
七転び八起という言葉がありますが、まさに八起、そのたびにCBTは使えると思います。
使ったほうが楽だと思います。
少しでも皆様のお力になれる様務めてまいります。
お気軽に初回カウンセリングに起こし下さい。