認知行動療法CBT(2)

ソクラテス的問答法

口臭にお悩みの皆様。
ベル歯科で取り入れております心理サポートのプログラムはCBTというものになります。
認知行動療法というものです。

「認知行動療法」の基本原則をお伝えしますね。
☆症例の見立て(概念化)
☆協働的経験主義
☆誘導的発見
☆今、ここでの問題
☆治療の構造化

今日の話題は「誘導的発見」です。
CBTでは患者さんが「自分自身の支援者になる」ことを目指します。
個人が自ら府機能的思考や信念を同定・評価し、対応できるようにソクラテス式問答法を使用しながら支援します。
哲学者ソクラテスと弟子のプラトンらとの対話法から「ソクラテス式問答法」と一般的に呼びます。

ソクラテス式対話の8方略
☆す:数値化する
☆ぐ:具体化する
☆し:証拠を探す
☆か:感情の変化する瞬間に着目する
☆く:口癖を拾う
☆か:慣用句を探す。
☆く:比較する
☆ほ:他の考えを探す。
(すぐ しかく かくほ)
    視覚 確保

この対話方式の目的は
1)問題点を明確にする
2)思考や視覚的イメージ、家庭を同定する
3)患者さんにとって出来事の意味を吟味する
4)特定の思考や行動の結果を評価する

ちょっと難しい感じですみません。
今、ここでの問題について考えていく事になります。
個人が現在抱えている問題解決の妨げになっている行動や認知にアプローチするのです。
過去の出来事を知ることは見立ての上でとても大切だが、セッション内では気分が動いた出来事を同定し、その時にどのような出来事、認知、感情、身体反応、行動が生じたのかを明確にするのです。

自分の事を冷静に分析してなぜ困りごとが起きているのか、を丁寧に見ていく事が目的です。
気持ちが動いた時のことを支援者は丁寧にお聞きします。
感情の動きが激しく起こることがあるのが口臭症になります。
このサポートは口臭症の症状を和らげるのにとても有効です。
どうぞお気軽にカウンセリングにおこしください。